
な対応を取るよう呼びかける。 2.女性の社会・経済におけるエンパワーメント 非識字者の3分の2は女性であり、特にその多くはアジアの農村女性である。少女と女性に対する教育は、このような状況を打破し、女性がその持てる能力を充分に発揮し、さらにアジア地域のより広範な社会・経済開発を行ううえで必要不可欠である。貧困の女性化が都市・農村の双方で今なお引き続き進行している。 私たちは、私たちの政府に対し、女児に対する基礎教育および中等教育の完全実施(義務教育化)とより広い就学機会の確保を呼びかける。さらに、新たな雇用機会の創出と経済的自立につながる職業教育、高等教育を女児・男児に公正に実現するための特別な配慮を行うよう要請する。 私たちは、教育機会の拡大を通じて、女性と男性の双方の社会における役割と貢献に対する態度と行動の変化を促進し、旧来の男女の固定的な役割から平等、相互尊敬、生活のすべての側面−特に家事、育児およびそのほかの家族に対する責任−における調和の取れたパートナーシップヘと変えていく必要性があることを強調する。 私たちはまた、政府および民間部門のいずれにおいても就職、報酬、昇進に際しての男女格差を排除するように求める。 私たちは、女性が自らを尊敬し、その価値を自覚し、他の女性たちに対する十分な支援を行うことで、女性の持てる力を充分に活用し、社会における多様な役割に対する尊敬の下で、選択の幅を最大限広げることができるように支援することが必要であることを強調する。 私たちは、メディアが、ジェンダーにおける公正、女性と男性のパートナーシップなどの新しい概念を普及するうえで重要な役割を持っていることを認識するよう呼びかける。
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